嫁と舅

日々のくらし
昨夜ローカル番組で放送されていた「じんぜんじゅカフェ」

昨日は義理の父の介護認定調査(言い方間違っているだろうけど)の日だったから代表で私が立ち会いに行ってきた。

夕方3時の予定だったから、昼御飯を食べて家の用事を済ませてから出発

我が家から1時間少々かかる。しかもクネクネ曲がった国道を運転手しないといけない。私には苦痛なドライブになる。

途中で止まってインスタ用の写真を撮りながら、仁淀川沿いの国道を上って行く。

2時すぎに到着して舅に挨拶をして家の周りを撮っていたら、福祉の方(肩書き忘れた)が到着、すぐに聞き取りを始めた。

「私のおじいちゃんと同い年ですぅ」と私の娘より若いと見える調査の方が言うと、私の前では弱々しく立ち振る舞っていたのに、急に背筋が伸びて彼女の質問にハキハキ答え、歩いて下さいのリクエストにはキビキビと歩いて別人になっていた。

私は、福祉の方が来る前に舅に普段通りにするようにと忠告をしていた。それなのにその日のエネルギーを全て出して、過去の出来事や病歴や内容、手術の様子もスラスラと説明をして調査員を驚かせていた。身体能力を見る時は、立つのも座るのも歩くのも滑らかで、最後に「デイへは行きたくない」と言い放った。

「やまった」(土佐弁でやってしまったという意味)いろんな意味で私は思った。

これだけシャキッとしていたら認定は降りないだろう。

私は彼女に「せめて週一回ぐらいはデイに行かせたいんですが」(舅に同年代の話し相手が必要だから)なんて言ったけれど、さっきまで舅に甘い声で話しかけていたのに「私は見たままの事実しか報告しませんからっ」と事務的に私に言った。

そんな事百も承知だし、そうじゃないと困る。しかし、明らかに今日は普段の父とは違うから「今日は父も緊張して無理をしていると思います。明日になれば状況も変わると思います」とまで言ったけど「そうですね、でも今現在の元気な状態を見ておいてからどう変化していくかの参考になりますから早めに呼んで頂いて良かったです」

私には、「まだ介護認定調査をする必要ないじゃん」って別の声も聞こえた。

彼女は若いのに問いかけへの返しがすごい、それ以上言うと不利になるから止めた。

彼女が帰った後は案の定風船の空気が抜けたように舅の気力も抜けてよろよろと歩いていた。こういう姿を動画に撮っておくべきだと後悔した。

家で作ってきた肉じゃがを夕方食べるように舅に念押しをしておいてから、夫の実家を後にした。

調査は1時間ぐらいだろうか。

結果は1ヶ月後。

多分、要介護は100%降りないから、降りても要支援だろう。

女子の前で気取る舅の姿は義理の娘たちにしっかりと報告をした。

土砂降りの中、くねった国道を帰りながら、ガソリン代が上がることが脳裏に浮かんだ。朝から肉じゃがを作り、行く途中でレンチンしたら食べられる魚のレトルトをたくさん買って冷蔵庫に入れてきた。それなりの負担がかかっている。私の貴重な時間も奪っている。これからも続くだろう。私には四人の高齢の親がいる。離婚をしない限り付いて回る。こういった役割もずっと続くのである。

長男の嫁なんて百害あって一利なしである。

 

 

今日はこれにて

 

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