インスタ用の画像が欲しくて、むし暑い中散歩に出掛けた。
いろんな出会い
道端に咲く花を撮りたくて、団地の裏を目指して出発。
まず、道端にアジサイを何本も植えている場所があるから行ってみたらもうアジサイも終わりかけていた。ここは前にも撮ったからアジサイはスルー。
良心市に行く近道を通る。竹林があってその足元に少し花が咲いていたから撮っていたら、頭上から激しくトントントンという明らかに竹をつつく音がする。
最初は風で竹同士がすり合う音かと思ったけど風は吹いてない。
そして、静かに立っていたらまたその音がする。音の速度は早い。ドリルで穴を開けてるようなトトトトンって感じの音。
竹林を見上げたら何やら小さな鳥らしきものが飛んでいるから、その場でググったら竹をつつく習慣があるコゲラではないかと判明。
初めて聞いた。
キツツキ以外に木をつつく鳥がいるなんて知らなかった。体は小さかったのに、竹をつつく音は大きく響き迫力がある。その音と共に竹林を録画してインスタにアップしている。
そんな音を聞きながら竹林を後にして散歩を続ける。
良心市の前を通ったから覗いてみたら、おネギだけしかなかったから今日はパス。昼過ぎにはもう野菜は売れてなくなってるから、欲しいものがあればインスタで紹介されたらすぐ買いに行かないと、人気があるからなくなってしまう。
公園に上がる
ベンチに2人のご婦人がおしゃべりをしていて、その後ろにピンクのユリがたくさん咲いていたから、ご婦人たちに挨拶をしてユリを撮っていたらご婦人たちの会話が耳に入る。
見たところ高齢者のように見えるけど(失礼)近所の嫁が不倫をして家を出たという内容の話だった。それを真剣に話していたから吹き出すのを我慢するのに苦労した。
何枚かの写真を撮ったからご婦人の後ろ姿を撮らせてもらおうと声をかけたら快く承諾して下さった。少し離れて撮影をしていたら「私は99歳、来月で100になるがよ」と言う。
私はただ驚いて固まっていた。さっきまで不倫の会話で盛り上がっていた方はなんと大・大先輩だった。
とてもなめらかなしゃべりと豊かな表情をする方だから私の母に近いかと思ったら100歳になられるなんて、本当にびっくり。
私は1班でご婦人は3班だと行ってたから、同じ町内でご近所。
昔は町内の住民の人はいっぱい交流があったのに最近は若い人が入ってきても何の挨拶もないとか、年寄りばかりになってきたから活気がなくなったとか、そんな町内の話もして私を含め3人の女子会になった。
いろんな話題で盛り上がり、私はおいとまをした。
「60歳なんてまだ子供よ」なんて99歳に言われたら何も返す言葉がない。
年だの何だのとグズグズと愚痴ってる場合ではない。99歳のご婦人に会って話をしたら背筋が伸びる感じだ。
近所の公園で出会った2人にはまたお会いして話を聞きたい。来月で100歳だと言っていたからお祝いの言葉もかけようと思いながら帰路に着いた。
家を出て散歩しているだけでも、花や人に出会う。
動けるのだから動かないといけないね。もったいない。
そんなことを考えながらポチポチしている日曜の朝
今日はこれにて
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