誕生日の早朝、昨日を思う

日々のくらし
雨の誕生日

昨日は1回も太陽に会えなかった

そして、私は重い頭とダルい体で持っていきようのないモヤモヤと格闘していた

最近ずっと続いている午前の不調

何かのせいにしていたら体調不良も納得できるから、最近は天気にも波があるから低気圧のせいにしている

それでも朝のルーティンはこなしているから、つくづく私は偉いと思う

一通りの家事を済ませて自分も朝食をとって休んでいたら、「パン焼き名人」からLINEが入っていて開けたら嬉しいランチのお誘い

でも、その時もかなりしんどくて、行けば気晴らしになるかも、なんて何度も自問自答しながら、でも迷惑はかけたくないから結局は泣く泣く断った。

何時間か経って昼になって、残り物を食べている時に「本当なら今頃はランチを食べているはずだったのに」って泣きそうになりながらボソボソ食べた

「パン焼き名人」は私の誕生日をお祝いしてくれる目的で誘ってくれたのに、それを断らなくてはならない自分に腹が立っていた。そして情けなかった

午後もどんよりした天気で雨も降ったり止んだりで、私は何かをするでもなく時間をやり過ごしていた

夕方になると体が言うことを聞いてくれなくなるから、早めに夕食を作る事にしている。カレーを圧力鍋にセットしてグツグツ煮える音を聞きながら新聞を読んでいたら、着信があった。

義父からだった

姑から義父に何回も着信履歴があり、折り返しかけなおすが姑は電話に出なくて、やっとさっき出たから話を聞いたら「ここは寒いから帰りたい、早く連れて帰ってくれ」と懇願されたという

義父も、1日に何度もかかる電話と「帰りたい」という繰り返す内容の執拗な欲求に疲弊している。姑は昔から執念深い性格だ。自分の思うように事が運ぶまで粘る。

「どうしたらいいか、退所させた方がいいだろうか」と義父が聞くから体調の悪い私はイライラしながら「今までもそうやって本人のわがままを聞いて何度も入所・退所を繰り返して失敗している。今回も妹がやっとの思いで探した施設だから、リハビリを受けて自分の足で歩行できるようになるまで出してはいけない」

鬼嫁の意見に義父も同意した

(この行からはPCで書く、それまではスマホに書いていた。便利な世の中になった)

姑は年内は施設に預かってもらってリハビリを受ける契約を結んでいる

先日行った時も、ずっといるわけじゃないし、今よりは歩けるようになって家で生活ができるようになるための入所だからと言ったのに、もちろん納得なんてしていない

姑の脳内は「帰宅」が100%を占めている

誕生日の朝から、62歳のめでたいスタートの日にこんな愚痴まがいの内容の記事なんて書きたくなかったけれど、記録として残しておこう

怒りもパワーになる

良い形ではないが、怒りはパワーになる。だから生きていく中で必要な感情だと思っている

(ここからは3回目の着席、ちぎれちぎれで書いているから)

義父の電話が終わった後、なんとも言えないモヤモヤが残っていた。モヤモヤへ怒りも混ざってしまった

部屋をウロウロ歩いたり、刺繍をしたり、バロンと遊んでも気分はモヤモヤイライラのまま

カレーをしかけた圧力鍋から終了の音が聞こえた「ピーッ!」

それがスタートの合図になって、私は着替えて大丸を目指した

大丸で柴田ケイコさんのイベントが昨日から行われていて、孫用に「パンどろぼう」のマスコット人形を作っていたから、本物のグッズをこのイベントで購入してから一緒に送る計画を立てていた。

本当は誕生日の今日行く予定をしていたが、義父からの電話で背中を押されて(押されてはないけど)勢いで昨日雨の中行くことにした。

高知県で唯一のデパートの高知大丸

入口から華やかでキラキラしている。私に負けないぐらい厚い化粧をした、私よりほんの少し若くて綺麗なお姉さんが微笑んでくれる

4階を目指した

エスカレーターを降りたらすぐにイベント会場になっていて、柴田さんの作品が並んでいた。しばらく眺めてからインスタ用の撮影をして孫に送るメモ帳などを選んでレジに向かう。

レジを見たら柴田さんらしき女性がいたから(インスタでやり取りはしていたけれど、初めましてだから顔がわからない)近くにいた若い女子に柴田さんで間違いないかを確認してからレジに向かった

「のんこです」って声をかけたらわかってくれてツーショットの写真も撮らせてくれた。それを娘に送って自慢したらすごく羨ましがられた

その頃にはもうすっかり義父の電話なんか忘れていた

地下に行って孫娘が好きなちいかわのお菓子があったから購入して帰路に着いた

 

私はよく、怒りにまかせて行動に移す

あまり褒められたことではないが、勢いはつくから

でも、そのエネルギーが切れたあとの脱力感がハンパない

昨日も家に帰ってから魂が抜けたように崩れていた

それでもいいや、きっかけは何にせよお出かけができたから、そんな自分を褒めた(めでたい人間である)

本命だった「パン焼き名人」とのランチは逃してしまったけど次回を約束してくれたから、彼女とはベストコンディションな状態で会いたいから楽しみにしている

そんなこんな61歳を締めくくる昨日だった

 

 

そして62歳になった今日

どんな一年になるのかわからないけれど、わかっているのは実家の母から「おめでとう」の電話がかかり、それに続く愚痴やら近況報告やらを30分以上聞かなくてはならないってことは確定している

私はこんなに頑張っている!という主張をするところなんかは、さすが恐るべしDNA、私と同じじゃないの

 

 

その日その日を生きているだけですごい事だとインスタで見た

大谷選手のように偉業を成し遂げるのも、私のようにちまちまとその日を暮らすのも同じ人生(ファンに怒られるよ)

 

 

さあ、62歳を始めようか

 

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました