長男の嫁

独り言
かわいかったから、夫の実家の畑から抜いてきた

何度も繰り返しになるけれど、還暦になる前に何かを構築したいと息巻いて、いろんな事に手を出した(チャレンジした)

それらも私の中で納得(飽きた)したから、今は宙ぶらりんな日々

そこに付け込んでか、夫の両親が代わる代わる不調を訴えてくる

直接私には連絡はないものの、夫の携帯に早朝から電話がかかるから、すぐ私の耳に入る。長男の嫁として火の粉を被らないといけないから、どうしても火傷を負う

今はもう以前のように、病院に付き添ったり、役場へ手続きの為に走ったり、介護関係のスタッフとの面談はやってない

入口までは開けたから、後は実子である3兄妹たちが引き継いでやるべきだと思い、手も口も出してない

とは言うものの、どうしても「長男の嫁」というワードが絡みついて、具合が悪いと聞いたら、病院へ連れて行く段取りが始まり、施設に入ったと聞けば(姑は現在一週間の期間限定で施設に入っている)面会に行かないといけない、って使命のスイッチが入る

実際には本当に今は勘弁してもらっている

42年前に結婚して、ずっと長男の嫁をがんばってきて「良き嫁」を自分なりにこなしてきた。でも、夫や姉妹や両親には当たり前なことだった

褒めて欲しいとか、称えて欲しいとか言っているわけではないが(かなり言うてる)いつも大事な時は蚊帳の外なのが気に入らない

もちろん巻き添えになりなくはない。けれど、みんな昭和時代の嫁はそんな待遇なんだろうと思う。都合のいい時だけ嫁だから嫁のくせになどと背中をつつく。本当にこんな割に合わない役はない

そのくせ、こうやって今、夫の両親が健康を損ねている話が耳に入ったらとても気が重いのだ

なにをやってもチラチラと夫の両親の顔が浮かぶ、そして会いに行かないことへの罪悪感

なんだかなあ、やってらんない

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