どんよりとした天気なので
紫外線は少なかろうと
海でも見に行こうかと出かけました
自宅から高速に乗り一時間ぐらいで
ここに着きます
車の免許を取ったばかりの頃
ユーミンの曲を聴きながら
長い長い海岸線の
くねくねと曲がったこの道を走っていました
今も見事なハンドルさばきは
この海岸線で鍛えたから
対向車がきても平気
スーッと交わせる
目的地はここ
若かりし頃
何かあったり、何もない時でも
仕事帰りや、休みの日には
この島に、来ていました
そして何をするでなく
波音を聞きながらブラブラと歩く
友達と来たり
一人で来たり
散歩するにはちょうどいい距離で
波の音と風と鳥の声がBGM
もう最高じゃございません?
18歳の頃の、私や友人の幻影が見えます
音楽も付けてスローモーションにしたら
ドラマそのもの
最高のロケーションです
こういう場所で青春時代を送れたことは
都会に憧れてた田舎娘だったけど
案外
田舎で良かったのかも知れない
澄みきった海
見ているだけで癒される
どんな事も洗い流してくれるような
寄せては返す波の音
ザラザラザラザラ・・・
砂の混ざりあう音も耳に心地よくて
今日私を呼んでくれてありがとうと呟きながら
ひとりセンチな世界に浸っておりました
少女漫画のヒロインに憧れていたあの頃
自分がそのヒロインになったつもりで
海をじっと見つめていた若い日々
もう、ずっと前になったしまったけれど
この海は変わらずここにいる
次に来る時は友人も誘おう
そして
ヒロインごっこでもしようか
ずいぶんくたびれたヒロインになったけど
大丈夫
まだやれる
ここに来れば
あの頃の記憶が蘇るから
この島が変わらないなら
私たちも
変われない
さて、そろそろ現実に戻って
家に帰りましょうか
朝、家を出て帰り着くまで
三時間半
アラ還が
しばし
タイムスリップの旅をしました
お遍路さんに声をかけ
写真を撮らせていただきました
どうぞ道中お気をつけて
今日はこれにて
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