涼しい朝を迎えて

日々のくらし
季節も人も巡る

いつも、朝の食卓の用意をするときは、足元に扇風機が必需品だった。

でも、今朝は窓を開けるとヒンヤリした空気が入ってきて、ガスコンロを使っていても、暑さを感じなかった。

こうやって少しづつ季節は変わる。

昨日は、「パン焼き名人」と山の中にあるカフェにモーニングを食べに行ってきた。曇っていて、少し蒸し暑さを感じたけど、山際には彼岸花が咲いていた。

まだまだ日中は30℃を超える暑さが続いているけど、山ではちゃんと秋が始まっていた。

誰に知らされるでなく、本能で、自分の季節がきたらこうやって花は咲く。

鳥たちもシフトチェンジをしているのか、夏の間に聞こえてきていた鳴き声も変わった。ツバメも姿を見なくなったから日本を離れる準備に入ったのかな。

若い時は気がつかなかった、身の回りの自然の変化に敏感になってきたのは、時間の余裕もあるだろうけど、そのうち自分も自然に還るから、その準備なのかも知れない。

こんな事を考えるのは、昨日見た彼岸花と、県外に住む80過ぎの叔母との会話のせい。

叔母は今は都会にいるけど、育ちは高知だから、兄となる私の父と、山・川・海と駆け回っていたと言う。そんな幼い頃の様子を聞いて想像していたら、人もまたどんな都会に住んで、おしゃれな服を身にまとっていても、いつかは裸で自然に還るんだな、なんて叔母の話を聞きながら感じていた。叔母は都会にはいるけど、質素な生活をしながら、今も叔父と一緒に山に出かけては、野鳥の声で名前を判断したり、野草の名前もすぐわかるそう。何もない山で暮らす自信があるとも言ってた。

 

今朝、涼しい朝を迎えて、昨日の事を思い出しながらポチポチやっています。

登校する小学生たちの声が聞こえてきだして、県外に住む孫からのLINEも届いた。

 

 

さあ、今日を始めようか

 

 

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