早朝、綺麗な月を見たから
なんとなくテンションが上がった私は
おニューのスマホを持って
動画の撮り直しに出かけました
スコーンと抜けるような青空
朝早く家を出て、大穴峡や山の中のグラウンドの動画の撮り直しをした帰り道に、ふと夏に来た時この近くにヤギがいたのを思い出し、そのヤギの動画撮影の許可が欲しくて、聞き込み調査をするために近所を歩いて人を探し、やっと地域の住民らしき方に会ったから聞いてみたら、ヤギの飼い主が午後から来るとの事。お昼に近い時間だったので一度家に帰ってから出直しです。
午後に同じ場所に行くと、普段止まってない車が止まっていたので、飼い主さんが来ているのを確信して、午前中に聞いた情報を元に少し離れた集会所に行きました。なんだかザワザワ大勢の人が集まっているので聞いてみたらこの地域の神祭があるとの事。ヤギの飼い主さんはもう神社に上がって行っていますと言われたから、追いかけるべく神社の階段を上がり人混みから少し離れて様子を見ていました。
遠巻きにして神事を見守っている時に「ヤギの飼い主です」と声を掛けられて見たらすごく若いお嬢さんで、この神祭の奉納舞に参加をするのか衣装も着ていました。「ヤギとその周辺を撮影する許可を頂きにきました」と言っているうちに飼い主さんが呼ばれ、神事が進むうちにまたザワザワと神輿を降ろしたり祝詞をあげたりと騒がしくなったので、今日の撮影はあきらめてメモを残して帰りました。
ヤギの飼い主さんに会って許可をもらって少し話を聞くだけ、なんて思っていたのに、行ったら地域のお祭り日で、紛れて私も参加して(見るだけだったけど)地域の方たちと世間話もして清々しい気持ちで神社を降りてきてなんだか面白かったです。降りる時は小学校の先生と「今どきの子供」の話をして孫の事を思い出しながらお互いの教育観の議論もしました。
ヤギの話
初めてヤギを見たのは夏でした
このころは小さくてとてもかわいくて一生懸命「めーめー」と、か弱い声で私を呼んでいたのです。
その時の光景を思い出しながら、神社から降りてきて確認のために覗いたらヤギがいました。変わり果てた姿で
当たり前ですが、すっかり大きくなっていて、少しポッチャリになったヤギが私を見つけるなり「ンメーンメー」と、どすの効いた声で呼びます。その姿をしばし見つめるうちに、動画撮影をしたい意欲がしぼんでいくのを感じました。
あんなに一生懸命ヤギの飼い主さんを探して追いかけたものの、大人になってかわいくなくなったヤギを見て、撮影はもういいや、と思いました。
飼い主さんに会うまで時間がかかり過ぎました。次にかわいいヤギを見つけたらすぐに飼い主を探して撮影をさせて頂こうと思います。夏に来た時、写真くらいなら大丈夫だと近所の方が言ってくれたから写真だけ撮ったけれど、動画となればまた話は違ってくるから許可をもらおうなんておかしなこだわりを持っていたから、夏の間に草をいっぱい食べて丸々と太ったヤギになっていたのです。今回写真を撮る気にもなれず「ンメーンメー」の声を聞きながら、一体何をしているのかなんて考えながら帰りました。
早朝のお月様を見てから今日が始まって、その後も楽しかったり、疲れたり、忙しい一日でした
今日はこれにて
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