わたくし、高校生の時に
幽霊部員のような形で
ハンドボール部に所属している時期がありました
熱い夏が私にもあったのです
それを思い出したくて、山のてっぺんにあるグラウンドに行きました
9月8日35.5℃ 高知市が日本で一番気温が高かった日に
青春時代を感じにグラウンドへ行く
私のあいまいな記憶をたどるから
他の部員が読んだら間違えてる箇所があると
突っ込まれるかも知れないけど
私の感じていた
ハンドボール部の部活生活は
何だか楽しかったのです
部員は中学校が一緒のコが多かったから
途中入部でも入りやすかったというのもあったし
ほんの数か月しか所属してなかったので
ハッキリした全記憶もないですが
(入部も遅かったような気がする)
参加するのに意義があるなんて
妙な理屈をこじつけながら
ただ、トレーニングに乱入?しておりました
放課後にグラウンドに出て
他の部員に混ざって、その気になって
ハンドボールのコート内を走るのが
当時、私には楽しかったので
学校に行く目的が部活だという時期がありました
他の目的で学校に行ってる時もありました
残念ながら勉強が目的で通学してる時期はなかった
話がそれましたが、練習をしていた季節が
夏の時期しか記憶がないから
冬にはもう辞めていたか
途中からマネージャーに変更したから
部員としてのトレーニングは夏の間だけだと思います
みんな真っ黒
この当時の部員の顔はみんな日焼けで
真っ黒だったという顔しか思い浮かばない
日焼け止めクリームを塗る人は少なく
ジリジリと照り付ける太陽をものともせず
ひたすら走っていた
掛け声と足音と笛の音が鳴り響くグラウンド
他のトレーニングもしていたと思うけど
その内容などはもうすっかり記憶にはなく
炎天下の中、ひたすら走った事だけを
覚えている
練習はきついはずだったのに
なんで楽しかったという感覚で覚えているのだろう
根性なしの私が、根気のない私が
毎日、練習に参加していたのは
誰かが目当てだったのか、何か目標だったのか
もうそんなのわかりません
ハッキリしているのは
ハンドボール部に所属していたことと
途中からマネージャーに転身したこと
合宿試合のようなものがあって
汽車で現四万十市に部員全員が一泊で行ったこと
練習あとに新荘川で泳いだこと
お好み焼きを食べに行った事
私は大した練習などしてこなかったけど
そういった練習以外の部活生活が楽しかったから
楽しい思い出として頭に残っているのかも
あまり強くない部だったから
試合も少なかったと思う
でも、いつもみんな一生懸命だった
キラキラ輝いていた
その中に私も入れてくれたから感謝してる
時々その時のみんなに会いたくなる
その部員の中の2人は先に逝ってしまった
最近、その頃の部活の風景を思い出すのは
今年の暑かった夏のせいかな
二人とも明るくて元気でよく笑ってた
ハンドボール部のメイン選手だった
ポジションは忘れたけど、グラウンドを
駆け回っている姿は部員みんなが覚えてるはず
とてもカッコ良かったもの
ボールを追いかけて
汗を吹き飛ばしながら
キラキラと
駆け回っていた夏を
忘れるはずがない
私たちが覚えている限り
あの2人はいつまでも
生き続ける
コートの端から端まで
走っていた青春の夏
また、みんなが揃う日まで
そっちで待ってて
時々は思い返したい
いつも私はノープラン
でも、この日はこのグラウンドの方が
私を呼んでくれたのかな
誰もいないグラウンドに
高校時代の
ハンドボール部を
復活させて映像を流していた
みんな青春していたけど
もう還暦になったね
でも
いつでも会える
目を閉じれば、ユニフォームを着て走ってる姿がはっきりと映る
同じ場所で同じ時間を過ごした青春の日々は
私のみんなの宝物です
今日はこれにて
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